葬儀の日程はどのように決まっていくのか?

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葬儀の日程はどのように決まっていくのか?

葬儀の日程はどのように決まっていくのか?というタイトルをつけたのは、葬儀の日程はあなたやあなたの家族が決めるのではなくて、様々な条件で決まっていくからです。

かつて自宅で亡くなる方が多かった時代、亡くなった当日に親族だけで仮通夜を過ごしたのなら、その翌日に本通夜、翌々日に葬儀となりました。(地域によって多少の違いはありますが)

しかし、現在は様々な条件が合致した時点で日程が決まっていきます。

  • 菩提寺(家のお墓があるお寺)の僧侶の都合
  • 葬儀式場の空き状況
  • 火葬場の空き状況(友引の日は休業)
  • 家族、親族、参列者の都合

この4つの条件が主な要素です。

日程

もちろん日程が決まってから、案内、印刷物の制作が始まります。葬儀では他にも料理のこと、返礼品のこと、喪主の選定、遺影の制作などしなくてはならないこと考えなくてはならないことがたくさんありますが、まず日程を決めることが重要なことですね。

葬儀までの間、遺体はどうなる?

現在は、お寺、葬儀式場、火葬場の都合がつかなくて、二日、三日、長ければ一週間以上先になることもめずらしくはありません。

自宅に遺体を安置する場合

通夜、葬儀までの間、自宅に遺体を安置しておくのなら、葬儀社が毎日か一日おきに遺体の上に配置したドライアイスを交換しに通ってくれることでしょう。その場合、なるべく早めに棺に収めてしまう方が温度管理の点で良いと思います。たいていの棺には窓がついていますので、そこから故人の顔を見ることができます。

病院から自宅へ帰りたい、一度は帰してあげたいと思うご家族も少なくはありませんが、自宅の周囲の環境、玄関の広さ、ドアの大きさ、階段のスペースなどから遺体や棺(思ったよりも大きいです)が入るのか?可能か?不可能か?葬儀社に相談してください。

「どうしても、自宅に帰したい」と、あなたが強く願うなら、きっと葬儀社の担当者はイヤな顔を見せずに応えてくれることでしょう。

しかし、場合によっては塀越しに窓から出し入れ、遺体が入った棺を垂直に立てて狭いスペースを通すなどということもしなければなりません。私は、以前、狭い階段を上がった二階に置いてある棺から、わざわざ遺体を出して、棺とそれぞれ別々に運び下して、一階で再度、棺に収めたという経験もあります。

自宅の玄関、廊下、階段の広さによっては「無理」をしなくてはならないこともある、ということを承知しておいてください。当然、棺の中で遺体がズレてしまったり、入れた物がバラバラになってしまいますが、後で葬儀社のスタッフは家族の目のつかない所でそっと直しています。

自宅に安置できない、しない場合は?

斎場・葬儀場・火葬場の遺体安置室や保冷庫に預かってもらうことになります。自宅の環境、出入り口や部屋の大きさの問題、どうしても勤めや外出で不在になることが多いと考えられる場合、自宅に安置しておく(それも何日間も)ことは難しいので、病院から直接、保冷庫へというパターンが現代では特別なことではありません。ただし、いつでも好きな時間に会いに行くことができるというわけにはいかない、施設の都合、条件の中での面会になってしまうことは承知しておいてください。

いずれの場合もドライアイスの代金、外部で保管してもらう場合は保管料が加算されることを覚えておいてください。

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