‘ネット系’葬儀仲介業者の勢いは止まらない!?

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こうなることは、わかっていた

インターネットが登場した時「いずれ、テレビ、新聞、雑誌が姿を消す日がくるんだろうな……」と感じたことを思い出す。

世の流れを見れば、いずれ葬儀社もパソコンやスマートフォンを通して選ばれるようになるということはわかり切ったことだった。

しかし、いままで特にこれといった手も打たず、対策もしないできた老舗の葬儀店は多い。もちろん、ホームページを立ち上げることくらいはやっているが、インターネットでの集客方法を研究し積極的にそれを仕掛けている企業、特に経営者が高齢者の場合は少ない。

現在は、いい葬儀、小さなお葬式、よりそうのお葬式、終活ねっとなどのネット系仲介・紹介業者の取り扱い件数は増えている。

ネット系葬儀仲介業者とは――仕組みを知らない人のために説明をするならば、インターネットでお客さんを集めて申し込みをしてもらい、適当な下請け業者を紹介する(仕事を流す)という業者のことです。

私も、周囲にいる人々から「〇〇社は何割の仕事が『小さなお葬式』からになってるよ」なんて言葉を聞くようになった、時代が変わっていくのだなという実感がわいてくる。

葬儀ブローカー図
葬儀仲介業者

このような仲介業者(ブローカー)を批判する一般の葬儀社、関係者も多いのだが、テレビ、新聞、雑誌を見る、読む人は減り、インターネットに使う時間ばかりが増えているのが現状。

どのみち、パソコンやスマートフォンの画面を通して、葬儀について調べたり、知識を得ようとする消費者は増えるばかりなのだろうから、インターネットでの集客に長けた業者が件数を増やすのは当然のことで、今後、ますます、その傾向が強くなると思う。

であるなら、消費者は、葬儀社を比較、検討する、そのための知識を得るサイトも必要となってくるだろう。

そのために当サイトが少しばかりのお役に立てれば幸いです。

宣伝・広告をしない葬儀社もある

広告・宣伝をしなくても経営が成り立つ葬儀社はあります。

  • お寺と強いつながりを持ち、そこの檀家さんの葬儀は、ほぼ受注できるという葬儀社。
    (キリスト教の教会も同様)
  • 地域の町内会、商店会などから仕事の依頼が多数ある。それだけで経営していける。
  • 知人、友人からの紹介が多数ある。

    ↑以上は、仕事を直に請けていると言えますが、
    ↓それ以外に他社の下請けをするという方法もあります。
  • 生協、農協、組合などと提携、下請けをする。
  • インターネット系の葬儀仲介業者から紹介を受ける、下請けをする

    葬儀社が受注する方法、お客さんの流れはいろいろとあります。

複数のネット系の仲介業者と提携する業者もある

仕事が少ない、より件数を増やしたい葬儀社は複数の業者の下請けをすることもあるので、どこの仲介業者に申し込みをしても同じ業者を紹介される、なんてことも起こりえる可能性はある。

しかも、直に受注した場合と仲介業者を通した時では、同じ内容でも価格が違ってくる、二重価格になってしまうこともよくある話。

葬儀仲介業者関連図

しかし、結果的に同じ業者を紹介されたとしても、価格、条件はそれぞれの仲介業者によって違うのだから、時間をかけて比較し選ぶことの重要性はあると思う。

ネット系仲介業者のメリットは価格

どの業者、担当者に当たるかはわからない

ネット系の仲介業者は自社で葬儀を施行するわけではなく、提携先、下請けの業者に、ほぼ丸投げをする。

親族が亡くなるなどして、実際に依頼をしてみなければ(原則として)どこの葬儀社のどんな担当者がやってくるかはわからない。

自分で葬儀社とその担当者が選べないとするならば、ネット系の仲介業者から申し込むことのメリットは価格、同じ条件なら直接その葬儀社に頼むよりも安くしてもらえるということしかないと思う。

自分で、目ぼしい葬儀社に、直接、一軒一軒あたり、価格の交渉をして選ぶことができるなら、仲介業者はいらないというわけだ。

逆に言えば、どの葬儀社に頼んでも均一価格でやってもらえるのなら、選ぶこともできたら最高のサービスだと思うのだが、それはできないことになっている。

直接、葬儀社に依頼するよりも安くなることがメリット

繰り返しになるが、直接、葬儀社に依頼するよりも、ネット系の仲介業者を通してセット料金でやってもらう方が安くなるということが仲介業者を利用することのメリットだと思う。

葬儀社が
「ネット系で表示されている価格よりも安くしますよ」
「ネットを介さず、直に申し込んでもらった方が得ですよ」

というようなことがあれば、ネット系の仲介業者から申し込むメリットはなくなってしまう。

もしかしたら、というか、もうすでにそのような業者も現れているのだろうな、と思う。

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