無料から28万円まで　東京の火葬料金

東京の火葬料金の最高ランクは28万円、
しかし、

自分の住む区や市の所有する火葬場なら

無料であることは珍しくありません。

東京23区の火葬場は、民営が7カ所で公営は2カ所だけ、
逆に多摩地区は公営8カ所、民営は1カ所だけです。

民営火葬場の最高額は東京博善、貴殯館の28万円、最低は戸田斎場の最上等で5万9千円です。

公営火葬場は瑞江葬儀所、臨海斎場、ひので斎場を除き、住民は無料です。

 あなたの住んでいる市、区が火葬場を建設していれば無料になることが普通です。

しかし、火葬場を持っていない区、市は多いのです。

東京都区内で６カ所の斎場と保管施設を１カ所を経営しています。

最低ランクの「最上等」がいちばん数が多く
通常、選ばれるのはこの等級です。

東京博善、そして戸田葬祭場、多磨葬祭場も
最低ランクの「最上等」が
最も一般的な火葬炉で数も多いです。

瑞江葬儀所は東京都営ですが、
都民でもそれほど安いというわけではありません。

ご覧のように都民と都民以外に
それほど大きな差があるわけではありませんし、
控室にも料金がかかります。

臨海斎場は
港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区の共同事業です。
5区の住民と区外の方では料金が異なります。

公営の場合、住民は火葬料無料というところが多いのですが、臨海斎場の場合は組織区内の住民でも区外のおよそ半額程度は支払わなくてはなりません。

しかも待合室にも料金がかかるところは民間の斎場並みです。

しかし、収骨容器は無料でついてくるので、その分だけ負担が少ないです。

故人が区外でも、喪主が区内の住民で、2親等以内の親族なら可ということですので、自分の親、兄弟、祖父母の葬儀なら適用されますね。

府中市営の府中の森市民聖苑は火葬場に葬儀式場が併設されています。
火葬のみであれば府中市民は無料です。

市民聖苑は府中市民専用の施設ですが、故人が該当しなくとも喪主が市民であれば利用できます。
ただし、喪主は、妻や夫、または2親等以内の親族でなければならないということ。2親等ならば、親、子、兄弟、祖父母は含まれるということになりますね。

立川聖苑は立川市、昭島市、国立市の３市合同の火葬場です。
故人がいずれかの市民であった場合は火葬料無料です。

日野市営火葬場は日野市民は無料です。
同時に待合室も使うことができます。

日野市営火葬場には通夜・葬儀のための式場はありません。
火葬炉と待合室のみの施設です。

式を行う場合は南多摩斎場の利用を考えてください。

南多摩斎場は
八王子市、町田市、多摩市、稲城市、日野市に
亡くなった方の住民登録があれば無料です。

八王子市営斎場では、
もちろん八王子市民の火葬は無料です。

ひので斎場は、

秋川流域斎場組合（あきる野市、日ノ出町、檜原村、奥多摩町）が
管理運営する斎場です。

青梅斎場は市営で市民は火葬料が無料です。
道路を隔てた向かい側に青梅市民斎場があります。

喪主が市民で2親等以内の親族ということは、親、子、兄弟、祖父母なら可能です。

瑞穂斎場は瑞穂斎場組合（瑞穂町・福生市・羽村市・入間市・武蔵村山市）が
管理、運営する斎場です。火葬場と葬儀式場が同じ敷地内にあります。

火葬許可証の手続きや火葬場の申し込みは葬儀社がやってくれます。

「追加費用はかかりません」という業者よりも、
「プランの価格以外に追加費用が発生します」
「この程度を考えておいてください」と
言ってくれる葬儀社の方が良いのでは……
と私は思います。